自営業やフリーランスの方が投資してFIREできる道のり

コラム
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これまで自営業やフリーランスが老後資金のために資産運用していく方法について説明してきました。しかし究極は、老後のためというよりも現役での資産からの収入を増やしFIREすることです。つまり資産運用からの資産が生活費を上回っている状態にするのです。

FIREとは

FIREとは、

Financial ・・・ 経済的
Independence ・・・ 独立
Retire ・・・ リタイア(現役引退)
Early ・・・ 早期

の略で経済的自立早期リタイアのことです。

つまり、労働しなくても資産からの収入で生活できてしまう状態です。実際にFIREできる仕組みについて、アメリカのトリニティ大学が1926年~1995年の69年間にS&P500のインデックス運用(平均利回り7.1%、インフレ率3%)で、4%取り崩しした場合、30年間元手を減らすことなく、利益を生み出し続けられる確率が95%という結果が出ています。

インデックスファンド4%の資産運用については、こちらの記事に詳しく書いてあります。

FIREすれば本当にやりたい仕事だけできる

FIREして経済的自立を得られれば、仕事を辞めることもできます。しかしFIREした多くの人が仕事を再開しています。それは、生きがいだったり、メリハリを持つためです。

自営業やフリーランスを続けたとしても、FIREするメリットはあります。FIREしていれば、お金のために働かなくても良くなります。つまり、自分のやりたい仕事だけをできるようになるのです。

普通、自営業やフリーランスで仕事していると生活のために、本当はやりたくないけどやっておこうという仕事は結構あります。本来自分の好きなことで収入を得たいと思って自営業やフリーランスを始める方は多いですが、生活のために現実にはやりたくないこともしているものです。

そこで、FIREできれば、やりたくない仕事はしないで済み、本当にやりたいと思うことだけやれるのです。

FIREを実践している人たちの声

FIREを実践している人達の声を紹介します。

30代男性
30代男性

転職など繰り返してたのですが、どうしても仕事が自分に合わず、自分に一番合うのはFIREだと思っています。

金銭的に自由になって、好きなことをしながら、生きていくのが一番合っていると思いFIREを目指しました。

他には、

20代男性
20代男性

配当金毎月5万円ぐらいあります。その他に不動産などもしていて月8万円ぐらいあります。

なので今、不労所得が月13万円から15万円くらいがある感じです。それにプラスして副業でプラスアルファしています。

このように株や不動産以外にも、自分で副業しながら生活資金を増やすサイドFIREの人もいます

月20万の収入を資産運用から得るには

月20万(年間240万)の配当金を得るには、いくら資産運用する必要があるかは、次の通りです。

配当利回り(%)運用額(万円)
3%8000
4%6000
5%4800
6%4000
7%3429

インデックス投資が4%取り崩しできるとすると、6000万くらいは必要になります。しかし、好きな仕事だけを働き毎月10万稼いでいるとしたら月10万の配当金で済みます。これをサイドFIREといいます。

サイドFIREであれば、必要な資産額は3000万となります。資産3000万もかなり大きな額だと思うかもしれませんが、十分実現可能な額です。例えば10年でFIRE目的にするなら、5%の利回りだった場合、193,197円の積立が必要になります。もっと長く20年で達成するなら、その半額になります。

インデックス投資でなく高配当ETFによる投資も、SPYDやHDVであれば配当金が4%程度出るので月10万の収入を得るには、3000万くらい保有すればいいことになります。もっと分散を利かせるVYMの場合には、利回り3.6%程度なので、3000万強保有すればいいことになります。

投資の内訳(ポートフォリオ)

忙しい自営業やフリーランスの方は、手間がかからない株式による資産運用をメインに行っていくといいでしょう。もっと早くFIREを実現したいという自営業やフリーランスの方は、不動産投資も混ぜていくといいのです。

株式による資産運用

こちらのサイトで紹介している株式投資は、インデックスファンドと高配当ETF投資です。どちらに投資したらいいかというと、どちらにも分散投資するといいでしょう。インデックスファンドと高配当株投資の目的はそれぞれ違います。

インデックス投資は、資産総額の最大化
高配当株投資は、キャッシュフロー(毎月入る分配金)の最大化

です。

インデックス投資とは、日経平均やS&P500などの株価指数に連動して運用される投資手法で、平均6~7%のリターンがあります。

おすすめのインデックス投資は、アメリカの会社に分散投資するS&P500やVTIなどです。

さらに世界に分散させたいという人は、世界の会社に分散できるVTもあります。

インデックス投資については、こちらの記事に詳しく書いてあります。

一方で高配当株投資は、株を保有すれば定期的に配当金を得られるものになります。一度保有すればずっと保有し続けられ、売却を考えないで済むというメリットもあります。

高配当株投資で初心者におすすめなのは、米国ETFです。こちらの記事で紹介している米国ETFは、例えば次のようなものがあります。

これらの高配当株を3000万程度保有すれば月10万の収入を得られます。

ポートフォリオの例としては、

銘柄目標資産額
S&P5001000万
VYM1000万
VGT1000万

です。VGTは、風の時代になり成長する可能性があるので一定量保有しておくのがいいでしょう。

平均で5%の利回りだったとして、20年でこの資産を達成しようとした場合、毎月72,987円の積立すればいいことになります。

不動産投資で10%の利回りを作る

さらにもっとFIREの時期を早めたければ、不動産投資を入れていくといいでしょう。不動産投資は、いい物件を探し、リノベーションなどの工夫により10%以上の利回りを目指せます。

毎月10万を得るためには、利回り10%の場合、1200万の不動産投資すればいいことになります。株式投資に比べて手間はかかりますが、その分サイドFIREまでの道のりは短いのです。

投資向けポータルサイトの表面利回り20%以上から探す

投資物件一覧(利回り20%以上)|不動産投資☆連合隊
投資物件一覧(利回り20%以上)

そのほかは、アットホームのポータルサイトでなどで掘り出し物件を探す方法があります。毎日、価格を見て相場把握していきます。

サイドFIREのすすめ

FIREを実現して経済的自由を手にするのもいいですが、サイドFIREはもっとおすすめです。

経済的な自由を達成するFIREですが、経済的自由を達成した後に自分の生きてる意味も考えるようになるでしょう。

仕事をしないで済むようになりますが、何のために生きているか考えるようになるはずです。

その時にある程度、自分の時間の中で、自分の才能を活かした仕事をするということが大事だということに気づくでしょう。

副業などの仕事をしながら、FIREしていくというサイドFIREのメリットは次のようなものがあります。

  • 自分の才能を活かした仕事ができる
  • 用意しなければいけない金融資産の金額が減る
  • 緊急時に資産を取り崩さなくても済むようになる

順に説明していきます。

自分の才能を活かした仕事ができる

サイドFIREをすすめる最も大きな理由が、自分の好きなことで仕事ができるという点です。

サイドFIREは、ある程度の投資家の収入があるため、定職につく必要はないかもしれません。

その代わりアルバイトや副業などで自分の好きなことを仕事にできるようになるでしょう。

本来生きていく上で経済的自由を達成するよりも、自分の才能を生かした自分の好きなことで仕事をしているということの方が大事かもしれません。

仮にファイアを達成して、全く働かなくてもよい状態になったとしても、自分の好きなことで仕事をするようになるでしょう。

そうであるならば、はじめから無理してFIREを実現するための投資するのではなく、自分の好きなことで仕事をしながら投資もしていくというスタイルがあっています。

用意しなければいけない金融資産の金額が減る

そして前にも説明しましたが、サイドFIREで別の仕事を持つと、用意しなければならない金資産額が激減します。

運用利回り5%の投資で、税引き後4%の投資の場合には、月20万円稼ぐには6,000万の資産が必要になります。

しかしサイドFIREでその内の半分をお仕事で稼げるようになれば、月20万の収入のためには、3,000万の資産を持てば良いよ良いことになります。

若いうちにサイドFIREして、この6,000万と3,000万の資産の差は大きな差になるでしょう。

緊急時に資産を取り崩さなくても済むようになる

サイドFIREで仕事を持てれば、緊急時に金融資産を使わなくて済むようになります。

FIREの場合にお金が必要になった場合には、資産から取り崩す必要が出てきてしまいます。しかしサイドFIREで仕事をしていれば、資産から取り崩す必要がなくなるのです。

このようにサイドFIREは自分の資産を守れるのです。

リスクも知る

株式投資も不動産投資もリスクがあることは知っておく必要があります。安定的に増えると言われているS&P500でさえマイナスになる年もあります。短期的な暴落などに一喜一憂するのではなく、長期で保有する考えを持つことが大事です。

株式投資のリスク

株式投資やETFへの投資には次のようなリスクがあります。

  • 価格変動リスク
  • 流動性リスク
  • 為替リスク

順に説明していきます。

価格変動リスク

インデックス投資にしろ、ETFの投資にしろ指数に連動しているので、指数が変動すれば価格も変動していきます。S&P500でさえ、例えば2018年のトータルリターンは、-7.92%となっています。

価格変動リスクを抑えたければ、債券ETFにすると株式よりは変動が少なくて済みます。

流動性リスク

株式もETFも取引所で売買できますが、流動性のリスクもあります。つまり、売りたいときに売買が成立しないこともあるのです。不動産投資に比べれば流動性のリスクは少ないのですが、それでも流動性が低いファンドの場合には、売買成立しないことがあります。

為替リスク

海外の株式やETFを購入する場合は、上場されている取引所の国の通貨で取引されるため、円決済する場合には為替リスクがあります。つまり購入しようとするときに、円安になり購入価格が高くなることもありますし、逆に売却しようとするときに円高になり得られる円が少なくなることもあります。
どんなに優秀なETFでも、為替リスクにより損することもあるのです。

また個別銘柄を購入する場合は、その会社が倒産するリスクもありますが、投資信託やETFを購入すればそのリスクは分散できます。

例えば、VTIであればアメリカ全土の約3600社に分散投資しているので、1社が倒産してもその影響は少なく済みます。

不動産投資のリスク

不動産投資には、次のようなリスクがあります。

  • 空室、滞納リスク
  • 天災によるリスク
  • 流動化リスク
  • 不動産価格下落リスク
  • 建物の老朽化リスク

順に説明していきます。

空室、滞納リスク

どんなにいい物件を購入してリフォームできたとしても、空室であれば家賃収入がゼロです。そればかりか区分マンションの場合などは管理費を払わなければならないので、赤字になります。

そのため需要が高い物件を選んだり、サブリース契約を結び家賃が入ってくる仕組みを作る必要があります。サブリース契約を結べば、賃貸管理会社が貸主になるので空室時でも家賃が入ってきます。

また入居者と契約する際に保証会社を間に入れれば、家賃の滞納があった場合も支払いを保障してくれます。

天災によるリスク

不動産物件は、地震や台風、大雨や浸水などの被害にあう可能性があります。そのための対策として、火災保険や地震保険には必ず加入するようにしましょう。

火災保険に入ることであらゆる天災や事故を保障してくれるので安心です。行政のハザードマップなどを見て、どの災害が多いのかを把握しながら保険に入るといいでしょう。

流動化リスク

不動産物件は、売却しにくいというリスクがあります。不動産を売却する際に、不動産査定を受けて、不動産会社と媒介契約を交わし、情報を公開し、申し込みを受けると契約し、引き渡すという流れです。

日にち単位で売却できる株式とは違い、不動産の物件売却には半年かかることもあります。駅から近い物件を購入するなど、流動性が高い物件を選ぶ必要があるでしょう。

不動産価格下落リスク

不動産価値が下落するリスクもあります。対策としては立地のいい物件を探したり、購入した瞬間に利益になるような物件を探すということがあります。

家賃収入を継続的に得られ、売却時も高く売れやすいようなエリアの物件を選んでいきましょう。

建物の老朽化リスク

不動産物件は、現物資産なので建物が経年劣化していきます。つまり、築年数とともに売却額や家賃が下がっていきます。株式投資の場合には、いくらでも保有し続けれらますが、不動産物件の建物価値はどんどんと下がっていくのです。

それでも自営業やフリーランスの方は、日頃からリスク管理というものはしっかりしている方が多いでしょう。資産運用に関しても、リスクを知った上でうまく資産を増やしていきましょう。

フリーランスや自営業の稼ぎの余剰分を投資に回す

フリーランスや自営業は、稼ぎの余剰分を投資に回すのがいいです。そして、フリーランスや自営業の方は、自分の事業のために投資するのが一番効率が良いです。

事業の売上を上げるために、投資していくということです。そしてそれでも余ったお金に対して、株式や不動産投資していくといいでしょう。何もしない銀行貯金で預けているより、FIREに近づいていきます。

しかし一番大切なのは、稼ぎの額を大きくするということです。なぜならば、稼ぎが少ないうちに投資を始めても、FIREできるまでとても時間かかるからです。

最初はいかに稼ぎを大きくするのか、そのために何ができるのかを考えることです。そして稼ぎが大きくなり、余剰分ができた時に、株式投資や不動産投資を考えます。

フリーランスや自営業の方の投資は株式投資がおすすめ

フリーランスや自営業の方のFIREのための投資は、不動産投資より株式投資の方がいいでしょう。なぜならば、フリーランスや自営業の方は本業に時間を投資した方が、効率がいいです。

私も不動産投資と株式投資をした経験から、自分の時間の取られ方が違います。

不動産投資は、さまざまな時間をとられることがあります。物件を探し、物件を購入し、リフォームし、入居者の募集をするというように、やることがあるのです。

一方で株式投資は、投資信託や株を購入した後は、何もすることがありません。高配当株であれば、ただ保持しているだけでお金が入ってきます。

そのためフリーランスや自営業の方のFIREのための投資は、株式投資がおすすめです。

私のように別の目的があり、素敵な部屋を提供したいとか、新しい不動産のサービスをしたいとか言うのであれば不動産投資もおすすめです。

しかし、ただFIREして資産を増やすということだけの目的なのであれば、株式投資の方がおすすめです。

収入の10%を投資に回す方法

その他には、収入の10%を先に投資に回すという方法があります。自営業やフリーランスで入ってくるお金の10%を使わずに、そのまま投資するということです。

この方法であれば、一定額が投資に回っていくので資産はどんどんと増えていきます。「バビロンの大富豪の教え」という本に書いてある方法です。

事業への投資が一番の最優先ですが、次にFIREのための投資です。自営業やフリーランスの方がまとまったお金があると、ついつい買い物をしてしまいます。そしていつまでたっても、投資に回すお金ができないということがあります。

そこで収入が入った時から、10%を投資に回し90%のお金で生活を回していくというものです。実際には90%のうち事業投資にも回していきます。

事業投資は、マーケティングなどのお金のほか、書籍などの購入がおすすめです。先人たちが歩いてきた経験を事業に反映させられるため、書籍はとても良い投資先です。

自営業やフリーランスの方は、そのように事業投資とFIREのための投資を回していく必要があります。

FIREより大事なこと

フリーランスがFIREを目指すのはいいことだと思います。しかしフリーランスや自営業の方がFIREを目指す前に大切なことがあります。

それは自営業やフリーランスの仕事の内容を、検討するということです。

自営業やフリーランスをしているのであれば、自分の好きなことをしている人多いかと思います。

本当に自分の好きなことや、自分の才能にあった事を仕事にしている場合には、FIREについてあまり考えなくても良いかもしれません。

なぜならば仕事をするのが楽しいはずだからです。なので第一にフリーランスや自営業の方が、考えるべきは仕事の内容です。

フリーランスや自営業の仕事内容が自分の才能や興味のあることと、離れているのであれば改善の余地があります。

仕事や案件をとらなければいけないのですが、まずできることを考えていきます。

まとめ

これまで自営業やフリーランスが老後資金のために資産運用していく方法について説明してきました。しかし究極は、老後のためというよりも現役での資産からの収入を増やしFIREすることです。

FIREとは、経済的自立早期リタイアのことです。つまり、労働しなくても資産からの収入で生活できてしまう状態です。

自営業やフリーランスを続けたとしても、FIREするメリットはあります。FIREしていれば、お金のために働かなくても良くなります。つまり、自分のやりたい仕事だけをできるようになるのです。

月20万(年間240万)の配当金を得るには、いくら資産運用する必要があるかは、次の通りです。

配当利回り(%)運用額(万円)
3%8000
4%6000
5%4800
6%4000
7%3429

資産運用は、株式投資と不動産投資がありました。株式投資は、インデックスファンドと高配当株投資があります。

ポートフォリオの例としては、

銘柄目標資産額
S&P5001000万
VYM1000万
VGT1000万

さらにもっとFIREの時期を早めたければ、不動産投資を入れていくといいでしょう。不動産投資は、いい物件を探し、リノベーションなどの工夫により10%以上の利回りを目指せます。

株式投資も不動産投資もリスクがあることは知っておく必要があります。

株式投資やETFへの投資には次のようなリスクがあります。

  • 価格変動リスク
  • 流動性リスク
  • 為替リスク

不動産投資には、次のようなリスクがあります。

  • 空室、滞納リスク
  • 天災によるリスク
  • 流動化リスク
  • 不動産価格下落リスク
  • 建物の老朽化リスク

リスクを知った上で、FIREを目指していきましょう。FIREできれば、老後資金の問題も同時に解決できます。

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