前回までの3C分析、SWOT分析、4P分析、デプス調査につづいて、さらに論理的思考をビジネスに生かすフレームワークについて紹介していきます。
今回も引き続きUR-U(ユアユニ)の動画での竹花貴騎さんの話を伝えながら、自分の感想や考え方も書いてきたいと思います。
ペルソナ設定の仕方と市場規模の出し方について学んでいきます。
ペルソナ分析
まず、ペルソナ分析をしていきます。ペルソナとは架空の人物を、詳細に設定していくとことです。つまり、妄想の人物を作っていくということです。
例えば、30代主婦で、働いている子持ちの女性など、というように細かく設定して行きます。
そしてその主婦は、18時まで働き、その後スーパーに買い物に行って、朝晩のご飯の支度は、とても大変だと言っているというようなイメージです。そして旦那は、夜22時に毎日帰宅するという設定です。
このようなペルソナに対して調査をしたところ、10人に8人が宅配晩御飯サービスを使いたいと言っていました。
そしてこの人たちは、1ヶ月に食費の5万円の半分ぐらいだったら、宅配晩御飯サービスに払ってもいいと言っています。
つまり市場規模の計算としては、このエリアに同じような主婦が2万人いて、そのうちの0.8 ×2万5000円で4億円、1年間に50億円程度の市場規模があるということがわかります。
つまり利用者×メンタルアカウンティング(そのサービスや商品に出すお金)が市場規模になるのです。
ここまで、UR-U(ユアユニ)の動画の竹花貴騎さんの話を聞いてみて、ペルソナの使い方が勉強になりました。これまで、ペルソナというのはマーケティングする上での、ターゲティングとしか思っていませんでした。
しかし、実際にはペルソナを設定し、そのペルソナに対して調査することで、市場規模を計算から割り出せることがわかりました。
確かにこのようにペルソナを設定して、調査データの裏付けがあれば、市場規模としては実際に使える数値となっていることがわかります。
浸透する流れ
しかし、この市場にサービスを提供した場合、いきなり50億円の売り上げ円が上がるというわけではありません。
このサービスが普及していくには、ステップがあるのです。
はじめに全体の2.5%のイノベーターや、13.5%のアーリーアダプターという人たちがサービスを利用していきます。
カフェをオープンした時に、近くにスタバがあるとします。そしてたまには冒険して違うカフェに行ってみようかなという人が100人のうち16人位いるということです。
しかし100人中84人は、いつも通りスタバに行ってしまうというわけです。アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードと呼ばれる人たちです。
そしてこの16%の人を満足させられれば、口コミが起きて、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの人達に広まっていくという流れです。
つまり50億円の市場のうち16%のだいたい7億円か8億円程度を取りに行くということになります。
もしこの7億円、8億円を取り切ったら、アーリーマジョリティに挑戦していくという流れです。
UR-U(ユアユニ)の動画の竹花貴騎さんのこの話を聞いて、市場の中の、イノベーターやアーリーアダプターに向けてサービスを構築していけばいいことが分かりました。
なんとなく、漠然と主婦全体にアピールするのではなく、新しいことに興味のある人へアピールしていくというステップを学びました。
このような、流れがステップとしてあるのなら、ステップごとにアプローチの仕方も変えていく必要があると思いました。
そのようなステップごとのアプローチの仕方については、この後もしかしたらUR-U(ユアユニ)の動画の中で紹介があるかもしれません。
Uber Eatsの例
このような流れをうまく利用したのが、ウーバーイーツの例です。ウーバーイーツは、それほど広告にお金をかけていたわけではありませんが、口コミでうまく広まったのです。
そしてこのアーリーアダプターを取り込むには、オリジナルな戦略が必要になります。例えば日本唯一の高級チョコとコーヒーのお店というような、キャッチコピーで売り出していきます。
スタバのコーヒーと自社のコーヒーのお店では、それほど冒険しようとは思わないからです。
やはりイノベーターやアーリーアダプターを取り込んでいくためにはそれなりのオリジナルな企画が必要だということは分かりました。
何か他にはない唯一のユニークな特徴というのが必要だということです。
例えば快眠グッズというのは様々なものが出ています。
快眠を促すような音楽だったり、照明器具だったり、落ち着く匂いを出すアロマだったり色々あります。
しかしそこに快眠を促すような音楽というオリジナルなものだったとしてもアーリーアダプターやイノベーターは興味を示さないかもしれません。
そうではなくて昼間聴いていると、昼間が覚醒し、夜快眠できるという音楽があったら売れるかもしれません。
そのように少し視点を変えて、商品やサービスを作っていくことが必要そうです。
論理的思考については以上ですが、これらの論理的思考を使って、次は事業計画書を作る方法をお伝えしていきます。
論理的思考とビジネスに生かす動画の内容のおさらい
これまで3回にわたって論理的思考とそれをビジネスに生かす方法についてお伝えしてきました。
UR-U(ユアユニ)の動画の中では2回にわたって配信されています。
まず論理的思考がビジネスにおいて、とても大切ということが話されていました。
分断思考とネガティブ思考が人々の認識を誤らせてしまうことを勉強しました。
分断思考を止めることで、様々なビジネスの可能性を考えられることを学びました。
分断思考と今回のビジネスの分析に関する話を繋げると、新たな気づきが多くありそうです。
例えばペルソナを考える時に、自分がどのようなペルソナを設定すればいいかということと、分断思考しないということが関係付けられそうです。
例えば前に出した夕食配送サービスの話を考える時に、主婦をペルソナとして考えるのが一般的かもしれません。
家族の中でご飯を作るのは、主婦と決まっているかもしれません。
しかしそのような一方的な思考から離れて、様々な可能性も考えられます。
学生の一人暮らしや、単身赴任している人のサラリーマンなどもペルソナとして考えられます。
主婦の場合であれば、家族の食事の量が必要になってきますが、一人暮らしや単身赴任の場合には一人分とまた状況が変わってきます。
このようにペルソナを考える時にも、あらゆる可能性を考えて、どのペルソナに設定したらいいのかを、自分で選んでく必要がありそうです。
【まとめ】ペルソナ設定と市場規模
今回論理的思考をビジネスに生かす後半の話として、ペルソナ設定や市場規模についての話を紹介しました。
市場規模を考える時には、その市場にどれだけ対象とするターゲットがいるか(人数)×その人が支払う金額ということで市場規模が出せました。
そしてその市場規模を出したとしても、いきなりそこにサービスを投入してすべての市場規模を収入として挙げられるわけではありません。
イノベーターとアーリーアダプターという全体の16%の人たちが、新しいことに興味を示し行動を起こしていくのです。
そのイノベーターとアーリーアダプターの人たちに対してサービスを提供していくには、オリジナルな特性を持っている必要があります。
やはり起業していくには、このオリジナルな特徴をいかに発揮するかが大事だということです。
しかしオリジナルなものというのは、なかなかそう簡単には思い浮かばないかもしれません。
簡単に新しいものを生み出す方法としては、何かと何かの組み合わせをするという方法をある本で知りました。
簡単な方法として、カードに様々な単語を書いておき、二つのカードを組み合わせてそこからビジネスアイデアを考えるというものがあるそうです。
例えば靴下とハンバーグというカードが出たら、靴下とハンバーグを組み合わせた何かを考えるということです。
靴下に冷凍されたパッケージのハンバーグが入って売り出されていたら、それはそれで新しいかもしれません。
今回論理的思考の大切さから、多くの分析のフレームワークを学び、市場規模を出す出し方について学んできました。
ビジネスしていく上では、このような準備がとても大切だということも実感しました。
実際に行動するのには時間がかかりますが、考えて準備するのにはとても早くできるから、やったほうがいいでしょう。
私も実際にビジネスを生み出す時には、この記事を読み返しながら一つ一つ作業して行こうと思います。
- UR-Uについて:https://onlinesalon-
mania.com/takehana-uru/ - 竹花貴騎について:https://onlinesalon-
mania.com/who-is-takehana/ - 公式HP:https://www.ur-uni.com/
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