自営業・フリーランスの方が老後資金を貯めながら配当えられるVYM

金融投資

自営業・フリーランスの方が老後資金を貯めるために投資するのはおすすめですが、運用しながら毎年高い配当を得られる米国ETFを紹介します。それはVYMというETFで、人気の商品になります。

米国高配当株ETFで小遣い稼ぎ

このサイトでおすすめしている米国ETFですが、その中に高配当で分配金をもらえるETFがあり毎年小遣いをもらえます。

おすすめの米国高配当ETFについて紹介していきます。

おすすめの米国高配当ETFは、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)です。

米国は毎年配当が増える増配企業が多いのが特徴です。増配企業とは、配当を増やし続けている会社です。

例えば、マクドナルドは43年連続で増配中、スリーエムは62年連続増配中、コカ・コーラは57年連続で増配中なのです。

このような高配当の企業の株を集めたETFが今回紹介する商品になります。

その前に高配当と聞くと評判の悪い毎月配当の投資信託をイメージする人がいると思います。毎月元本を切り崩して配当を得るという投資信託です。

しかしここで紹介するETFは、分配金の源資は運用益によるもので、利益からしか分配金を出せなくなっています。

VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)とは

VYMとは、世界最大規模の資産運用会社であるバンガードの商品です。

VYMは高配当ETFの代表的な商品で、経費率が0.06%と最も低いETFとなっています。

純資産が約1.7兆円もあるため、経費率を抑えられています。

VYMは、米国の高配当企業400社により構成されていて2019年の実績で配当利回り3.64%となっています。

VYMの概要は、以下の通りです。

コアセクター(銘柄の業種)ヘルスケア、金融、消費財
リバランス(銘柄の組換え)年1回
配当時期四半期3月/6月/9月/12月
設定日(開始した日)2006/11/16

VYMは、他の高配当ETFに比べて分散しているという特徴があります。

VYMの保有する上位10銘柄と純資産総額に占める割合は、次のようになります。(2020年12月現在)

会社名純資産総額に占める割合
Johnson &Johnson3.9%
Procter & Gamble Co.3.0%
JPMorgan Chasa & Co.3.0%
Intel Corp2.6%
Verizon Communiations INc.2.4%
AT&T Inc.2.2%
Cisco Systems Inc.2.1%
Merck & Co. INc.2.0%
Exxon Mobile Corp.2.0%
Bank of America Corp.1.9%

アメリカの大手金融のJPMorganやインターネットには欠かせないCisco Systemsなど有名企業が入っています。

配当金でスマホ代が払える

VYMの配当金でスマホ代が払えるとしたらどうでしょうか。

VYMは配当利回りが3%以上あります。もし仮にVYMを200万円で購入しているとしたら、税引き前で毎年6万円の配当金をもらえるかもしれません。

月々に直すと、5000円くらいなので、スマホ代くらいを配当金で払えるとしたらどうでしょうか。

このように定期的にもらえる分配金というのは、不労所得そのものです。

VYMは、株価も上昇している

ここ10年のVYMのチャートが次の通りです。

チャートは、楽天証券より引用

VYMの株価は順調に伸びており、2020年のコロナショックの後も回復しています。

つまり分配金でのインカムゲイン(毎年もらえるお金)があるとともに、値上がり益のキャピタルゲイン(売却することによる利益)も狙えるのです。

そして、銘柄も自動で入れ替えてくれるので、管理が楽です。

トータルリターンは、VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)に劣る

高配当で値上がりもしているというVYMですが、配当金と値上がりによる利益のトータルリターンは、アメリカ市場全体の指数に連動するVTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)に劣ります。

青い線がVYMで、緑の線がVTIです。(画像は、神経内科医ちゅり男のブログより引用)

特に最近は、VYMに入っていない成長株の良い影響が無いため、トータルリターンで負けています。なので、老後資産など長期での運用を考えているのならば楽天VTIやS&P500を持っているのがいいでしょう。

ちなみに楽天・米国高配当株式インデックスファンドというVYMに投資する投資信託があるのですが、分配金は再投資されるので受け取れません。

分配金を受け取るには、ETFのVYMを購入するといいでしょう。

VYMを購入するのにおすすめのネット証券

VYMを購入するのにおすすめのネット証券を紹介していきます。

楽天証券

楽天証券では、VYMを扱っているので米国ETFからVYMと検索して購入できます。

ただし、楽天VYM(楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド)という投資信託がありますが、こちらは配当金がもらえず自動で再投資されるものなので、購入しないようにしましょう。

楽天証券は指値の期間が90日あるのも魅力です。

SBI証券

SBI証券では米国ETFの定期積立サービスしています。米国ETFの定期積立していくなら、SBI証券がいいでしょう。

マネックス証券

マネックス証券は業界最長の指値期間90日があったり、時間外取引・株価がリアルタイムであるので、米国株取引にはおすすめです。

自営業・フリーランスの方がVYMをどう購入するといいか

自営業・フリーランスの方が老後資金のために積み立てるなら、iDeCoで楽天VTI(全米の会社を購入するイメージ)がおすすめです。

そして余剰資金で、毎年分配金をもらえる投資として、VYMを購入するのがいいでしょう。

毎年、こちらも積立で購入していくことで毎年受け取れる分配金が増えて、あわよくば老後資金の一角を担うようになればいいでしょう。

おすすめしているのは、インデックスファンドの投資である楽天VTIを余剰資金の80%で運用し、残りの20%をVYMで運用します。

まとめ

おすすめの米国高配当ETFは、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)でした。

VYMは高配当ETFの代表的な商品で、経費率が0.06%と最も低いETFとなっています。

VYMの配当金でスマホ代が払えることもできました。

VYMの株価は順調に伸びており、2020年のコロナショックの後も回復しています。

高配当で値上がりもしているというVYMですが、配当金と値上がりによる利益のトータルリターンは、アメリカ市場全体の指数に連動するVTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)に劣ります。

自営業・フリーランスの方が老後資金のために積み立てるなら、iDeCoで楽天VTI(全米の会社を購入するイメージ)がおすすめです。

そして余剰資金で、毎年分配金をもらえる投資として、VYMを購入するのがいいでしょう。

VYMを購入して配当金生活を目指してみましょう。

※紹介した投資手法は、参考として読んで下さい。投資はリスクがありますので、投資については自己責任でお願い致します。

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