著書「父が娘に伝える自由生きるための30の投資の教え」で勧めているVTSAXを日本で買うには、どうしたらいいかを解説していきます。
結論から話すと、VTSAXは楽天証券やLINE証券などで購入できませんが、楽天VTIを購入すれば同じように全米の会社に投資することが可能です。
VTSAXを日本で購入するには
VTSAXは、著書「父が娘に伝える自由生きるための30の投資の教え」で著者が実際に投資しているファンドですが、日本では楽天証券、LINE証券などでは販売されていません。
しかし、全米に投資するファンドとしては、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)があり、楽天証券でも楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)という投資信託があります。
楽天VTIが投資しているVTIの概要は、次の通りです。
組入銘柄数 | 約3,600銘柄 |
配当利回り | 1.61% |
設定日 | 2001年5月24日 |
ただし楽天VTIの場合、配当は自動で再投資されるので配当金は入ってきません。
VTSAXの構成銘柄数もほぼ同じといっていいでしょう。
VTSAのなりたちなどについては、こちらの記事にも詳しく書きました。
VTSAXのように全米に投資するには、楽天VTIに投資すればいいのですが、VTSAXとVTIの組み入れ銘柄の比較もしてみましょう。
VTSAXとVTIの上位組み入れ銘柄の比較
VTSAXの上位組み入れ銘柄は、次のようになっています。
組み入れ銘柄 | 割合 |
---|---|
アップル | 5.03% |
マイクロソフト | 4.44% |
Amazonドット・コム | 3.70% |
フェイスブック | 1.83% |
アルファベット(Google) | 1.45% |
アルファベット(Google) | 1.37% |
バークシャー・ハサウェイ | 1.17% |
テスラ | 1.16% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 1.04% |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 0.99% |
データ参照元:https://www.bloomberg.co.jp/quote/VTSAX:US
VTIの上位組み入れ銘柄は、次のようになっています。
組み入れ銘柄 | 割合 |
---|---|
Apple Inc. | 5.824% |
Microsoft Corp. | 4.947% |
Amazon.com Inc. | 4.232% |
Facebook Inc. ClassA | 2.039% |
Alphabet Inc. ClassA(Google) | 1.415% |
Alphabet Inc. ClassC(Google) | 1.349% |
Johnson & Johnson | 1.169% |
Berkshire Hathaway Inc. ClassB | 1.158% |
Tesla Inc. | 1.070% |
Visa Inc. ClassA | 1.030% |
データ参照元:投資の達人
データの参照元の時期により多少異なっていますが、ほとんどが同じ銘柄、割合になっているのが分かります。上位6銘柄は全く同じ順番で、残り3銘柄も順番が違うだけで同じです。
つまり、VTSAXを日本で購入したいと思ったら、楽天証券で楽天VTIを購入すれば同じような投資できるのです。
S&P500でも似たようなもの
楽天VTI以外に、アメリカの投資で有名なS&P500というインデックスファンドがあります。
楽天VTIは、アメリカ株全体に投資するイメージで、S&P500は厳選された大型株500社に投資するというものになります。
楽天VTIは、アメリカの株ほぼ100%を含むものになりますが、S&P500には小型株が含まれずアメリカ全体の80%をカバーするものになっています。
楽天VTIのここ1年のチャートは次の通りになっています。
一方で、S&P500(SBI証券)のここ1年のチャートは次の通りになっています。
どちらのチャートも同じような形になっています。コロナショックのときの下落率もともに30%弱で、同じように回復しているのが分かります。
つまり、楽天VTIでなくても、多くの証券会社で購入できるインデックスファンドのS&P500でも、同じような投資できます。
S&P500に投資する場合は、以下のネット証券で購入できます。
- 楽天証券
- SBI証券
- LINE証券
楽天証券
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
買付手数料0円 管理費用 0.0968%
SBI証券
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
信託手数料 0.0938%程度
LINE証券
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
売買手数料は0円 運用手数料 0.0968%
どこのネット証券でもS&P500に投資できるのでおすすめです。
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VTSAXは、著書「父が娘に伝える自由生きるための30の投資の教え」で著者が実際に投資しているファンドですが、日本では楽天証券、LINE証券などでは販売されていません。
しかし、全米に投資するファンドとしては、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)があり、楽天証券でも楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)という投資信託があります。
VTSAXと楽天VTIの組み入れ銘柄数は、ほぼ同じで、上位銘柄もほとんどが同じ銘柄、割合になっているのが分かります。上位6銘柄は全く同じ順番で、残り3銘柄も順番が違うだけで同じです。
つまり、VTSAXを日本で購入したいと思ったら、楽天証券で楽天VTIを購入すれば同じような投資できるのです。
楽天VTI以外に、アメリカの投資で有名なS&P500というインデックスファンドがあります。
楽天VTIは、アメリカ株全体に投資するイメージで、S&P500は厳選された大型株500社に投資するというものになります。
しかし、楽天VTIとS&P500のチャートは良く似ていて、S&P500に投資しても楽天VTIと同じような投資できます。
VTSAXでなくても、楽天VTIやS&P500ならば同じように投資できます。
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