GoogleやFacebook、Netflix、Disneyなどが入っているバンガード社のコミュニケーション・セクター銘柄を組み入れたETFがおすすめです。
占星術上は風の時代になり、コミュニケーションサービスは今後200年に渡って発展していきます。
2018年から減配になっているのは、セクターが組み換えされGoogleなどの配当金を出さない会社が入ってきたためです。このため、VOXの配当金収入はあまり見込めませんが、値上がり益(キャピタルゲイン)を狙えるETFになっています。
VOXの概要
VOXとは、インデックスファンドを世界初始めたバンガード社が提供しているコミュニケーションサービスセクターのETFになります。
コミュニケーションサービスセクターは、SNS、エンターテイメント、音声通信サービスなどの銘柄が集まったETFになります。2018年9月に分類変更が行われ現在の銘柄構成になっています。
分類変更が行われ、Googleやフェイスブックが入ってきており、勢いがこれから出てくるかもしれません。
VOXの概要は、以下の通りです。
経費率とは、ETFを運用していく上で、持っている資産のうち何パーセントの手数料が毎年かかるかという値です。VOXは、とても小さな経費率になっています。
VOXは、無配の銘柄が多く含まれているため、配当利回りは全セクターの中で最低となっています。
VOXの構成上位銘柄
VOXの構成上位10銘柄は、次の通りです。
銘柄 | 構成比率(%) |
---|---|
フェイスブック | 16.56 |
アルファベット(Google) | 11.25 |
アルファベット(Google) | 11.11 |
ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー | 7.43 |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 4.92 |
AT&T | 4.79 |
コムキャスト | 4.69 |
ネットフリックス | 4.29 |
チャーター・コミュニケーションズ | 2.37 |
アクティビジョン・ブリザード | 1.99 |
Googleは二つに分かれているので実質22%で最上位銘柄となっています。
Googleにフェイスブック、Disney、Netflixという目に見えないものが伸びてくる風の時代(占星術上)になり、今後も成長していく可能性の高い銘柄が入っています。
そのほかには、ベライゾン・コミュニケーションズ、AT&Tといった電気通信サービスを提供している銘柄が入ってきています。
コムキャストは、ケーブルテレビ、インターネット、モバイル事業などを傘下に収める大企業です。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの親会社でもあります。
チャーター・コミュニケーションズは、「spectrum」というブランドを展開しており、インターネットやモバイル事業などしています。
アクティビジョン・ブリザードは、有名なゲーム会社です。
VOXのサブグループの比率
VOXのサブグループ比率は、次のようになっています。
サブグループ | 比率 |
---|---|
インタラクティブ・メディアおよびサービス | 42.5% |
映画・娯楽 | 13.7% |
ケーブル・衛星テレビ | 12.7% |
総合電気通信サービス | 12.4% |
放送 | 4.5% |
インタラクティブ・ホームエンターテイメント | 4.3% |
代替通信事業会社 | 3.4% |
無線通信サービス | 2.7% |
VOXの配当金推移
VOXの配当金推移は、次のようになっています。
年 | 年間配当金 | 配当金利回り |
---|---|---|
2020 | $0.883 | 0.94% |
2019 | $0.843 | 1.14% |
2018 | $2.053 | 2.25% |
2017 | $3.491 | 3.49% |
2016 | $2.676 | 3.19% |
2015 | $2.980 | 3.52% |
2014 | $2.251 | 2.69% |
2013 | $3.243 | 4.63% |
2012 | $2.469 | 3.97% |
2011 | $2.009 | 3.06% |
2018年以降に、無配であるGoogleやフェイスブック、ネットフリックス、チャーター・コミュニケーションズなどが入ってきたため、配当金は少なくなっています。
高配当投資をしたい人には、VOXは向いていないかもしれません。今後、Googleなどが配当金を出す経営に変えてくれば高配当になりますが、今のところ配当金はあてにしないほうがいいでしょう。
VOXのチャート
VOXと全米の会社に投資できるVTIのチャートを比較したものは、次のようになります。
2016年くらいまでは、VOXもVTIも同じような伸びを示していますが、それ以降VTIのチャートの方が伸び率が高くなっています。
VOXとS&P500のトータルリターンは、次のようになっています。
※ゆーたん@東大卒のセミリタイヤ物語より参照
トータルリターンは、2016年ころまではVOXの方がS&P500よりも上回っていましたが、その後負けています。
2017年までは、このETFは電気通信セクターでベライゾン、AT&Tの2銘柄のみで約47%を占める状態となっており、チャートにも反映されています。
まとめ
VOXとは、インデックスファンドを世界初始めたバンガード社が提供しているコミュニケーションサービスセクターのETFになります。
VOXの特徴について説明してきました。
Googleにフェイスブック、Disney、Netflixという目に見えないものが伸びてくる風の時代(占星術上)になり、今後も成長していく可能性の高い銘柄が上位銘柄に入っています。
VOXの配当金は、2018年以降に無配であるGoogleやフェイスブックなどが入ってから減少しています。
VOXのチャートは、2016年まではVTIと同じ動きをしていますが、その後負けています。
トータルリターンは、2016年ころまではVOXの方がS&P500よりも上回っていましたが、その後負けています。
風の時代になりコミュニケーションサービスの伸びが期待されるため、現状のチャート以上に期待してもいいかと思います。
※紹介した投資手法は、参考として読んで下さい。投資はリスクがありますので、投資については自己責任でお願い致します。
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