自営業・フリーランスが老後資金を貯めるには結局何したらいい?

老後資金

このサイトで投資や年金など様々な方法を紹介していますが、結局、自営業・フリーランスが老後資金を貯めるには何すればいいのか簡単に説明していきます。

結論から言うと、月額68000円までは、iDeCoと国民年金基金で老後資金を貯めます。それ以上余裕がある場合には、ETFなどに投資し資産を築いていきます。

自営業・フリーランスの方は、しっかりと老後資金の準備する必要がある

自営業・フリーランスの方は、厚生年金や退職金が無いため、自分で老後資金を準備する必要があります。

国民年金だけでは、月額約65,000円しか入ってきません。老後2000万円問題という話題がありますが、自営業・フリーランスの場合、4400万円以上不足になるのです。

自営業・フリーランスの場合、老後の準備しないでいると、とても貧しい老後になってしまいます。そればかりか、毎日の食費も払えなくなってしまうかもしれません。

可愛い孫にも、好きなものを買ってあげられなく、悲しい思いをしてしまうかもしれないのです。

しかし、しっかりと老後資金の準備していれば、豊かな老後を送ることも可能です。

毎週、高級レストランに食べに行ったり、豪華客船に乗って海外旅行を巡ることもできるようになります。

好きな趣味を増やし、例えば、スキューバダイビングできれいなサンゴや魚を見られます。

そうはいっても、具体的にどうやって老後資金を準備していったらいいか分かりませんよね。

毎月どれくらい積立てていったらいいのか。そもそも、何に積み立てればいいのか分からないのですよね。

このサイトでは、自営業・フリーランスの方が老後資金を作れる具体的な方法をお伝えしています。

私も20代でフリーランスになり、働きながら、入ってくるお金を全て使うという生活していました。

しかし、36歳の時に大事故で脊髄損傷になり、このまま老後を迎えたらどうするのだろうと心配になりました。

そして、調べてみると、自営業・フリーランスの場合には、老後資金が4,400万以上必要ということが分かったのです。それから、貯金を使って不動産投資やiDeCoを始めました。国民年金基金も計画中です。

このまま投資し続けていけば、とりあえず老後の資金は準備できそうです。

私のプロフィールは、こちらの記事に書いてあります。

いま、あなたが何歳でも今が一番若い時です。今から、老後資金を準備していきましょう。

iDeCo+国民年金基金で老後資金を準備する

自営業・フリーランスが老後資金を準備しようと思ったら、税制優遇のあるiDeCoや国民年金基金を活用していくことがおすすめです。

税制優遇のあるiDeCoを活用

iDeCoは、税制上次の3つのメリットがあります。

  • 掛金が全額所得控除される
  • 運用益が非課税になる
  • 年金受取時に所得控除を受けられる

老後資金のために投資するなら、掛金が全額所得控除になり、運用益も非課税になるiDeCoを使わない手はありません。

iDeCoについて詳しくは、こちらの記事を参照して下さい。

iDeCoで投資するのに最適なのが、全米に投資する楽天VTIやS&P500というインデックス投資です。

詳しくは、こちらの記事を参照して下さい。

iDeCoは、自営業・フリーランスの場合、月額68,000円まで掛金をかけられます。

S&P500や楽天VTIでは、平均して年7%くらい増えていく(トータルリターン)ので、20年間(40歳~60歳)月額68,000円で掛金を書けた場合、3,500万円くらいの資産になります。

もちろん平均なので、もっとプラスになる年やマイナスになる年もあります。

iDeCoで気を付けなければならないのが、iDeCoが終わる60歳のころに暴落していたら資産が減ってしまうというリスクがあります。

そのリスクを抑えるために、60歳になったときに、年金の受給時期を遅らせられます。最も遅くて70歳から受給開始できます。

終身年金がある国民年金基金

では、iDeCoで資産を増やせばいいと考えるかもしれません。しかし、終身年金(死ぬまで年金が入ってくる)のある国民年金基金もおすすめです。

国民年金基金の中の、以下のどちらかを選べば、死ぬまで年金が上乗せされます。

  • A型 65歳支給開始(15年間保証付き)終身年金
  • B型 65歳支給開始(保証期間なし)終身年金

平均寿命程度(男性の81.41歳)生きれば、実際の掛金総額に対してかなり多く受給できます。

iDeCoによる資産運用の場合には、受給開始時期を延期しても90歳で受給は終わってしまうので、新たに自分で投資する必要があります。そして、資産が枯渇するのではという不安もあります。(別の記事で書いてありますが、資産の4%を取り崩す方法なら資産は減らさずにお金を受け取ることが可能です。)

しかし、国民年金基金であれば、生きている間は必ず年金が上乗せされるので、安心です。

国民年金基金については、こちらの記事で詳しく解説しています。

月額上限68,000円の掛金の内訳

自営業・フリーランスがiDeCoと国民年金基金に掛けられる掛金は、合計で月額68,000円までですが、例えば3分の2をiDeCoで運用し、3分の1を国民年金基金に掛けます。

ある程度は、運用できるiDeCoで資産を増やしながらも、ある一定額は生きている間必ず年金の上乗せができる国民年金基金を利用していきます。

資産は、増やしたいけど、一定は守る年金にお金を掛けるという考え方です。以下の条件で掛金をかけたとします。

  • 40歳の自営業・フリーランス
  • 月額上限のおおよそ3分の2(46,000円)をiDeCoの楽天VTI(平均リターン7%)に投資
  • 月額上限のおおよそ3分の1(22,000円)を国民年金基金(B型 65歳支給開始(保証期間なし)終身年金)に掛ける

すると、次のようになります。

60歳時のiDeCoの資産23,962,626円
65歳以降の国民年金基金上乗せ額313,590円

iDeCoは、一時金(退職金のよう)か年金として受け取れます。仮に60歳の時に一括で受取り、全額楽天VTIに投資し、4%を年金として取り崩した場合、年間958,505円の年金を作れます。

つまり、このiDeCo+国民年金基金の上限掛金で月額10万6,000円くらいの上乗せを作れるのです。

もっと増やしたい人は、iDeCoの割合を増やすといいでしょう。しかり、80、90になって資産から取り崩す作業もしんどくなることが心配な人は、国民年金基金の割合を増やすといいのです。

ちなみに、全額iDeCoだった場合には、20年間で35,423,013円になりますので、4%取り崩すと、年間1,416,920円年金として受け取れることになります。この場合、月額118,076円の上乗せができます。

一方で、全額国民年金基金に掛けた場合は、年金額1,003,488円になります。つまり、月額83,624円の上乗せになります。

余剰資金があれば、老後資金のために米国ETFに投資する

さて、税制優遇のことを考えたらiDeCoや国民年金基金を利用するのがおすすめですが、月額上限68,000円を掛けてもまだ余裕のある場合は、米国ETFに投資するのがおすすめです。

米国ETFには、次の二つの目的で投資できます。

  • 資産を増やす目的で
  • 配当をもらいながら資産を増やす

資産を増やす目的で

資産を増やす目的ならば、インデックス投資がおすすめです。楽天VTI(これはETFではなく投資信託ですが)やS&P500が最も資産を増やせるでしょう。

他におすすめとしては、IT関連の銘柄を多く集めたQQQというETFもおすすめです。

占星術の惑星の配置で、2020年12月22日から風の時代に入り、目に見えないものや情報に関する事が今後伸びてきます。

その中で、IT関連を多く含むQQQはおすすめです。

配当をもらいながら資産を増やす

米国ETFの中で、高配当銘柄を集めたVYMがおすすめです。

このサイトで米国ETFをおすすめしているのは、アメリカの市場は日本と違って成長し、長期で見れば上昇傾向にあるからです。

しかし自営業・フリーランスの方が老後資金を貯めるために、投資していく上で、お金が入ってくるわけではないので増えている実感が湧かないというデメリットがあります。

そこで老後資金を作りながら、キャッシュフロー(お金を受け取れる流れ)を作っていけるのが、配当のある米国ETFです。

その他には、S&P500の銘柄の中で、配当利回り上位80銘柄を集めたSPYDという米国ETFもあります。

その他には、バンガード社が出している10年以上連続増配米国株を集めたVIGという米国ETFもおすすめです。

VYM、SPYD、VIGなどからあなたにあったETFを決めて投資すれば、老後資金のための資産を作りながら、毎年配当を得られます。

高配当ETFのいいところは、売ることは考える必要がなく、持ち続け配当を得られるという点です。

年齢が上がってきたら米国債券の割合を増やす

年齢が上がって来て老後に近づいたら、米国債券(企業や政府にお金を貸す)の割合を増やすといいでしょう。

今までおすすめしてきた投資信託やETFは、米国株式のものです。株式は、市場が暴落したときに、株価が大きく下落するというリスクがあります。

自営業・フリーランスの方が老後資金を貯めるときに、60歳になって市場が暴落した場合、資産が減ってしまいます。そこで、リスクを回避するために、暴落相場に強い債券を入れるのもおすすめです。

ここでおすすめしているのは、やはり米国の債券です。米国の政府系債券を集めたAGGというETFがおすすめです。

その他には、適格社債(信頼ある会社の債券)に分散投資できるLQDという米国債券ETFもおすすめです。

手堅く退職金を作る小規模企業共済

自営業・フリーランスの方が老後資金を準備するのには、国民年金基金やiDeCoの他に小規模企業共済があります。

iDeCoと小規模企業共済を比べた記事がこちらになります。

手堅く退職金を準備したいという方は、小規模企業共済もおすすめです。しかし私自身は、ほとんど掛金が増えないし、終身年金でも無いので行っていません。

銀行などの私的年金や投資信託は、してはいけない

銀行や証券会社の窓口で投資信託してはいけません。理由は、手数料が高く、大事な自分の資産運用が手数料で目減りしてしまうからです。

おすすめは、ネット証券です。

S&P500も投資でき、最近人気のLINE証券もおすすめです。

預金していることのリスクや、保険会社の個人年金をやってはいけない理由などを書いている記事もあります。

こちらのサイトでは、S&P500や楽天VTIへのインデックス投資を老後資金におすすめしていますが、リスクもあることを知って自己責任で投資して下さい。

余裕資金があれば、高利回りな不動産投資を

不動産投資は、高利回りなのでもし余裕資金が数百万円以上あるならばおすすめです。

以下の記事では、不動産投資についてのまとめを解説しています。

まとめ

このサイトは、自営業・フリーランスの方が老後資金を貯めるための投資方法について紹介しています。

しっかりと今から準備しておけば、老後に3,000万~5,000万の資産を作れます。人によっては、収入が多ければ1億円以上の資産を作ることも可能でしょう。

そうすれば、そこから4%を取り崩して年間120万~200万を年金に上乗せできます。1億円の資産を作れば、年間400万年金以外に使えることになり豊かな生活を送れるでしょう。

老後資金3,000万というのは、自営業やフリーランスしながら、十分に達成することのできる額です。

老後資金を貯めることで、老後、生活に困らなくなります。2ヶ月に一度の年金振り込み日をカウントダウンしなければならない生活も避けられます。

老後資金5,000万を貯められれば、年間200万なので月に16万6000円の年金上乗せをできます。これに夫婦の年金13万を加えれば、夫婦で30万弱を毎月使えるようになります。

人によっては、自営業・フリーランスを続けている方もいらっしゃるかもしれません。そうすれば、かなり豊かな生活を送れます。

たまに北京ダックを食べに中華街に行くこともできるかもしれないのですし、タヒチにスキューバダイビングに行けるかもしれません。

資産を1億円作れれば、住んでいる家を豪華にリフォームすることもできるかもしれません。

老後資金を今から準備すれば、楽しい老後を迎えられるのです。

しかし、老後資金を今から準備しないで、入ってくるお金を使い続けることをすると、貧しい老後が待っています。

老化により頭の冴えが無くなり、もう自営業・フリーランスで稼げなくなっているのに、年金は月額65,000円だけ。食費や光熱費を出したら、赤字になる月も出てくるかもしれません。

冬場などは暖房を使いすぎて、老人なのに、電気を止められることもあるかもしれません。そうならないように、今から、老後資金を準備しておきましょう。

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