自営業・フリーランスの方が老後資金の準備するのにiDeCoはおすすめです。iDeCoの特徴とともに、なぜ老後資金を作っていくのにおすすめなのか解説していきます。iDeCoは、運用していく上で自然に長期・分散・積み立て投資が可能になるのです。
iDeCoがおすすめな理由は長期・分散・積み立て投資が可能であるため
iDeCoは、投資に必要な長期・分散・積み立て投資が自然にできるのでおすすめです。
一つずつ説明していきます。
長期投資ができる
投資する上では、10年、20年と長期で投資した場合には価格の変動によりリスクを回避できることが分かっています。
一度投資したら、ずっと保有し続けるというのが理想なのです。
その点iDeCoは、基本的には運用を開始して資産は60歳になるまで引き出せません。
つまり自動的に長期投資になるのです。
分散投資できる
iDeCoは、政府が指定している投資信託や債権などから選べます。その中には、全世界インデックスファンドや全米インデックスファンドなど何千社の会社に分散投資できる投資信託を選べます。
おすすめは、次のような投資信託になります。
これらは、楽天証券やSBI証券で運用できます。
こちらのサイトで紹介しているライン証券も2021年中にiDeCoが開始されます。
積み立て投資できる
iDeCoは、毎月掛け金が一定(年に1回変更可能)なので自然にリスク分散できる積立投資しています。
投資は積み立て投資することで(ドルコスト平均法)リスクを分散できます。
これは一定の額を毎月投資することで、株価が高いときには少なく購入し、株価が低いときには沢山購入できるというものです。
iDeCoとは
iDeCoとは、国が支援する自分のために自分で老後資金を準備するための制度になります。
ネット証券などを利用して毎月掛け金を引き落とし、老後60歳以降に年金として受け取れる方法です。
その掛け金を自分で選んだ資産運用の方法により、老後資金となる資産を増やしていきます。
自営業やフリーランスの方は、国民年金の平均受給額が現在月額55,000円なので生活していくにはさらに老後資金を貯める必要があります。
iDeCoは公式ページにも「税制上のメリットを受けながら、より豊かな老後生活を送るための資産形成の方法」と書かれています。
詳細は、こちらの記事を参考にしてください。
iDeCoでどれくらい老後資金を貯められるか
実際にシミュレーションしてみましょう。次の条件で運用したとします。
このときの老後資金は次のようになります。
年金として受取れる額は、以下の通りです。
となります。20年間の場合、65歳から85歳まで受け取って毎月あたり約14万円受け取れることになります。
しかしおすすめは、iDeCoが終わった後も、その資産は運用し続け4%を取り崩す方法でしていけば、資産が増えながらも生活資金を使えます。
詳しくは、こちらの記事を読んで下さい。
このときの税制上の優遇される額は、3,800,786円になります。
iDeCoのシミュレーションはこちらのサイトで行えます。
掛金、運用益、年金受取時に税制優遇がある
iDeCoは、掛金、運用益、年金受取時に税制優遇があるというメリットがあります。
掛け金が所得控除に
まず毎月の掛け金は、所得控除できます。つまり掛け金の分が所得から引かれ、所得税や住民税が安くなります。
iDeCoは、経費になる貯金のようなイメージです。
運用益が非課税
iDeCoでは、運用益が非課税になります。通常売却益や利息などの運用益が出た場合には、20%の税金がかかります。
先ほどのシミュレーションの例では1,900万の運用益があったので通常の運用の場合には、380万の税金がかかりますが、iDeCoにより非課税となります。
年金受取時も控除を受けられる
年金受取時も、公的年金等控除や退職所得控除などの所得控除を受けられます。つまり年金を受け取るときも税負担が少なくなる仕組みなのです。
このようにiDeCoは掛け金も、運用時も、受け取り時も税制上の優遇があるのです。
iDeCoの3つのデメリット
iDeCoのデメリットは以下の通りです。
順に説明していきます。
老後まで資金を引き出せない
一度拠出したお金は、基本的には60歳になるまで引き出せません。途中で生活資金が足らなくなったといっても、引き出せないというデメリットがあります。
iDeCoの年金資産を受け取れるのは、加入期間によって決まっています。
ちなみに受け取りを遅らせたい人は、最大70歳から受け取り開始できます。自営業やフリーランスの方は退職というものがないので、70歳くらいでもまだ働けているかもしれません。
少しでも運用期間を伸ばして資産を増やしたい人は、70歳から受給開始でもいいでしょう。
元本割れのリスクがある
iDeCoでは元本が保障されている定期預金などの商品のほかに、株や債権などの投資信託に投資できます。
これらの商品は、マーケットの状況においては元本割れする可能性があるのです。10年以上も投資していたら、ほぼ確実に元本割れする年は出てくるでしょう。
手数料がかかる
加入・口座開設などをしたときや掛金を納付するとき、年金を受け取るときには手数料がかかります。
手数料は使う会社によって変わってくるので手数料の安い証券会社を使うようにしましょう。SBI証券や楽天証券が安いのです。
楽天証券の例をあげると手数料は以下の通りです。
楽天証券の場合給付を受け取るときは、年に1回受け取りにすれば大幅に手数料を少なくできます。
自営業、フリーランスの方は生活資金・必要資金を確保した上でiDeCoを利用しましょう
自営業、フリーランスの方は日常の生活資金や家や結婚などの必要資金を確保した上でiDeCoを利用するようにしましょう。
iDeCoは基本的に60歳になるまで引き出せない上に、自動で通帳から掛け金が引き落とされます。そのため生活資金が無くなってピンチになったときに、iDeCoのお金を利用できないのです。
つまり、最低でも生活資金6か月分、結婚式や子供の教育費などの必要資金を確保してからiDeCoを利用するようにします。
それらの資金を確保するまではiDeCoによる老後資金の準備はまだしないほうがいいでしょう。
自営業やフリーランスの方は毎年iDeCoの掛け金を調整する
自営業やフリーランスの方は、収入が一定しません。そこで、毎年入ってきた収入に応じて来年の掛け金を設定するようにします。
収入が多かったときには、iDeCoの掛け金を多く行い、収入が少なかったときにはiDeCoの掛け金を少なくするのです。
iDeCoの掛け金は毎年一回(毎年12月から11月の拠出期間の間)のみ変更できます。
「加入者月別掛金額登録・変更届」を取り寄せて、書類に必要事項と変更する掛金額を記入して提出します。
書類には、「納付済」と「掛金額」という欄があります。「納付済」には納付していた金額を、「掛金額」には変更後の金額を記入します。
万が一生活資金が足らなくなったときは、引き落とし口座からお金を移す
万が一生活資金が足らなくなったときは、引き落とし口座からお金を移すといいでしょう。
iDeCoは引き落としできなかった場合には、掛金がゼロとなるだけで後から引き落としされることはありません。なのでどうしても生活資金がないときには、口座からお金を移せば守れます。
ただし掛金の引き落としができなかった分を後で追納することはできません。
さらに長期間生活資金が必要な場合には、掛金の拠出を停止できます。
手続き方法は、iDeCo口座を持っている金融機関あてに「加入者資格喪失届」を送付すれば完了です。「加入者資格喪失届」は、金融機関のホームページなどから取得できます。
まとめ
自営業・フリーランスの方が老後資金の準備するのにiDeCoはおすすめでした。iDeCoは、投資に必要な長期・分散・積み立て投資が自然にできるのでおすすめです。
iDeCoとは、国が支援する自分のために自分で老後資金を準備するための制度になります。
ネット証券などを利用して毎月掛け金を引き落とし、老後60歳以降に年金として受け取れる方法です。iDeCoは、掛金、運用益、年金受取時に税制優遇があるというメリットがあります。
iDeCoのデメリットは以下の通りです。
自営業、フリーランスの方は日常の生活資金や家や結婚などの必要資金を確保した上でiDeCoを利用するようにしましょう。
自営業やフリーランスの方は、収入が一定しません。そこで、毎年入ってきた収入に応じて来年の掛け金を設定するようにします。
万が一生活資金が足らなくなったときは、引き落とし口座からお金を移すといいでしょう。
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