世界中の株式市場やファンドが下落したコロナショックですが、そこから早くも復活している注目の米国ETFであるQQQを紹介していきます。
ハイテク分野の銘柄が集まっており、これから成長していく可能性のあるETFで自営業・フリーランスの方の老後資金にもおすすめです。
ETFについてはこちらで解説しています。
QQQとは

QQQとは、時価総額が最大規模の企業100社(金融除く)を含んだナスダック100指数に連動したETFになります。
複数の銘柄に連動します。特にコンピューターハードウェア、ソフトウェア、通信などのIT分野を中心に、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの企業の株価に連動しています。
ナスダック100指数とは、ナスダックに上場する時価総額上位100社の加重平均によって出される株価指数のことです。アメリカの代表的な株価指数となります。
正式名称は、「インベスコQQQ信託シリーズ1」というものです。
QQQは、2011年~2020年の10年間で株価が6倍にもなっていて、とても成績がいいのです。

画像:楽天証券より引用
コロナショックの影響がありますが、すぐに回復しているのが分かります。今後も成長が期待できるのがQQQです。
ちなみに有名なS&P500は、8か月くらいしてコロナショックから回復しているので、QQQの方の回復が早いのです。
QQQの概要

QQQの概要は、次の通りです。
設定日 | 1999年3月10日 |
経費率 | 0.20% |
運用会社 | インベスコ |
配当利回り | 0.388%(2020年9月) |
配当利回りは低いので、売却益を得るためのものになっています。
QQQの構成銘柄は有名企業がずらり
QQQの構成銘柄上位10社は次のようになっています。
構成銘柄 | 構成比率 |
---|---|
Apple Inc. | 12.90% |
Microsoft Corp. | 10.04% |
Amazon.com Inc. | 9.79% |
Tesla Inc | 4.71% |
Facebook Inc | 4.08% |
Google Inc. | 3.74% |
Google Inc. | 3.64% |
NVIDIA Corp | 2.60% |
PayPal Holdings Inc | 2.05% |
Adobe Inc | 1.84% |
Invesco QQQ公式サイトより(2020年12月データ)
GAFAM(Google,Apple,Facebook,Amazon,Microsoft)などITをけん引する企業がずらりと並んでいることが分かります。
セクターアロケーション(銘柄の分野比率)は、次のようになっています。

セクター名 | 比率 |
---|---|
情報技術 | 47.21% |
一般消費財 | 19.78% |
通信サービス | 19.52% |
ヘルスケア | 6.31% |
やはり最近の成長株であるIT+通信サービスで全体の7割になっているのがQQQの特徴です。
今後のQQQについて

コロナショックの影響が無かったところを見ても、今後、成長していく可能性は高いのではないでしょうか。
こちらのコラムでも紹介しましたが、占星術上ではこれから風の時代に入っていく中で、情報通信に関する企業はさらなる発展していきます。
そう考えると、情報+通信分野に特化しているQQQは、今、購入した方がいいETFなのではないでしょうか。
ただし、QQQは配当が低いので、値上がり益を狙っていく投資になります。
自営業・フリーランスの方が老後資金のために運用していくことを考えた時、iDeCoでS&P500や楽天全米株式インデックスファンドに投資する以外に、余剰分をこのQQQに投資するのはいいかもしれません。
そして、さらに余剰分で配当のあるVYMやSPYDなどに投資し、配当金生活もいいのではないでしょうか。
まとめ

QQQとは、時価総額が最大規模の企業100社(金融除く)を含んだナスダック100指数に連動したETFでした。
特にコンピューターハードウェア、ソフトウェア、通信などのIT分野を中心に、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの企業の株価に連動しています。
QQQは、2011年~2020年の10年間で株価が6倍にもなっていて、とても成績がいいのです。
QQQの構成銘柄は、GAFAM(Google,Apple,Facebook,Amazon,Microsoft)などITをけん引する企業がずらりと並んでいることが分かります。
QQQのセクターアロケーション(構成比率)は、最近の成長株であるIT+通信サービスで全体の7割になっています。
コロナショックの影響が無かったところを見ても、今後、成長していく可能性は高いのではないでしょうか。
これから風の時代になると言われ、IT分野の成長はさらに進むためQQQは今の内に購入しておくのがいいでしょう。
自営業・フリーランスの方の老後資金のためにもおすすめです。
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