安定した配当金をもらえ、リスクを抑えられるのがLQDという米国債券になります。
自営業・フリーランスの方の老後資金を作る際に、投資して資産運用する上で、徐々に年齢が上がるにつれてポートフォリオ(資産の配分)を手堅いものに変えていく必要があります。
そこでおすすめする投資方法は、S&P500や楽天VTIのインデックスファンドに投資して、老後が近づいてくるに従って米国債券を増やしていくというものです。
LQD(iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETF)とは
LQDとは、アメリカの2,000以上の適格社債に分散投資できるETFです。購入する際は、コードにLQDと入力すれば購入できます。
LQDの投資対象は、米国の適格社債で、会社がお金を融資してもらうために発行する債券を購入するというものです。
適格社債とは、一定以上の条件を満たした格付けのある社債のことをいいます。つまり信頼のある社債に分散投資できるというのがLQDになります。
LQDは、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、世界的には有名なETFになるので、安心して投資できます。
LQDの概要は、以下の通りです。
設定日 | 2002年7月22日 |
純資産総額 | USD 55,107,935,418(約550億ドル) |
保有銘柄数 | 2,335 |
LQDは、毎月分配金が支払われます。銀行などで元本を削って支払われる毎月分配の悪名高い投資信託とは違うので、安心して利用できます。
年齢が上がってからLQDに投資するといい理由
老後に近くなってからは、リスクを減らすためにLQDはおすすめです。
LQDは、2,000以上の社債に分散投資しているため、1社が倒産しても配当をもらえなくなることがないのです。しかも、適格社債2,000社以上の優良な社債なので、そう簡単につぶれることもないでしょう。
つまり、老後資金として資産運用するには、LQDがおすすめなのです。
LQDの配当利回り
LQDはおおよそ投資額の3%~4%の配当利回りがあり、かなり高い利回りがあることが分かります。
2020年12月16日現在の過去12ヶ月分配金利回りは、2.72%です。
アメリカは日本と違って金利が高いため、これだけ高い配当利回りを得られるのです。
LQDのトータルリターン
LQDのトータルリターンは、次のようになっています。
1年 | 8.87% |
3年 | 7.08% |
5年 | 6.50% |
10年 | 5.52% |
設定来 | 5.91% |
※2020年12月17日現在
LQDが設定されたのが2002年でそれ以降18年で5.9%ものトータルリターンが出ています。
安定した社債ばかりでリスクが低い上にこれだけトータルリターンが出ているのは素晴らしいのではないでしょうか。
LQDの運用コスト
LQDの売買手数料は、楽天証券を利用した場合でたったの0.2%と激安です。200万購入して4,000円程度になります。
そして、維持コストの信託報酬は、0.15%しかかからないのです。
これはLQDの純資産が沢山あるため、安いコストで運用することが可能になっているのです。
安心して投資できる安定したチャート
LQDの設定来のチャートは次の通りになっています。
画像参照元:ブラックロック公式ページ
設定来から18年で2.5倍までチャートが増えているとともに、注目すべきは、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックでわずかに下げるものの、すぐに回復しています。
この下げ幅は、株式に比べて影響が少ないことが分かります。リーマンショックのときには、株式は株価を戻すのに5年かかっていますが、LQDは半年くらいで値を戻しています。
期間中に配当金を全て再投資した場合のチャートは次のようになっています。
画像参照元:ブラックロック公式ページ
再投資の場合は、さらにリーマンショック、コロナショックでの下げ幅が少なくなっていることが分かります。
老後資産として優秀
自営業・フリーランスの方の老後資金として、LQDは優秀です。
なぜならば、リーマンショックなどの株価が暴落するようなときにも影響がすくなく、配当利回りも3%程度受け取れるからです。
LQDを持ち続けて、配当金で生活できるようになったらいいのではないでしょうか。
資産運用の方法としては、別の記事で紹介しているQQQやS&P500などを若い頃から運用し、資産を増やし、いざ老後になったらLQDなどに資産を替えて安定的に配当を得る生活をするのがおすすめです。
QQQやS&P500については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
LQDとは、アメリカの2000以上の適格社債に分散投資できるETFでした。
適格社債とは、一定以上の条件を満たした格付けのある社債のことをいいます。つまり信頼のある社債に分散投資できるというのがLQDになります。
LQDは、2,000以上の社債に分散投資しているため、1社が倒産しても配当をもらえなくなることがないのです。しかも、適格社債2,000社以上の優良な社債なので、そう簡単につぶれることもないでしょう。
LQDはおおよそ投資額の3%~4%の配当利回りがあります。
さらに、LQDが設定されたのが2002年でそれ以降18年で5.9%ものトータルリターンが出ています。
LQDの売買手数料は、楽天証券を利用した場合でたったの0.2%と激安です。そして、維持コストの信託報酬は、0.15%しかかからないのです。
自営業・フリーランスの方の老後資金として、LQDは優秀です。
なぜならば、リーマンショックなどの株価が暴落するようなときにも影響がすくなく、配当利回りも3%程度受け取れるからです。
自営業・フリーランスの方が、老後に持つ資産の一つとしてLQDはいいのではないでしょうか。
【50万口座突破】アメリカだけでなく日本の高配当株にも分散投資するならLINE証券がおすすめ。キャンペーンも実施中! ETFを購入するなら加入者数ナンバーワンのSBI証券口座※紹介した投資手法は、参考として読んで下さい。投資はリスクがありますので、投資については自己責任でお願い致します。
【人気記事】
コメント